脳性マヒ(CP)の人の教育は?学校に行くならどこを選べばいい? - 暮らし快適通信

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脳性マヒ(CP)の人の教育は?学校に行くならどこを選べばいい?

      2017/08/11

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子供は中学までは、学校へ行って教育を受け勉強するということが義務付けられていますよね。

中には学校になじめなかったり、イジメにあい、不登校になってしまう子供達もいます。

親はそんな自分の子供とどう向き合うのかも大変です。

 

さて、脳性麻痺(CP)など障害を持つ人達の教育現場はどのようになっているのでしょうか?




学校を選択する

現在では、その子に応じた学校へ行かせることが出来ます。

軽度障害で勉強にもついていける人は普通校を選択したり、

少し勉強が難しかったり、勉強にはついていけるけれど伸び伸び育てたいのならのなら

普通校の仲良し学級特別支援学校(旧:養護学校)という選択があります。

最近では普通校でも受け入れ態勢が整っている学校も多いです。

養護学校に行くのなら、もちろん障害者手帳が必要となります。

親はその子に合わせてどういう学校にするか決めるようになってきました。

 

私の場合

私は肢体不自由の幼稚園から始まり、

中学までは地元の養護学校、高等部からは親元を離れ全寮制の県立養護学校へ行きました。

両親はあまり私に苦労させたくない思いで、伸び伸びと育ってくれれば…

という気持ちでしたが、高等部からの進路は私が決めました。

 

家族と離れての生活は本当に大変だったし、地元の養護学校は高等部までエスカレーターで行けたのですが、

学校卒業後の進路を考えると、このままヌクヌク温室での地元の養護学校では進路も先が見えていると思ったのです。

高等部からの県立養護学校は、

当時、体も軽度障害の生徒が多く進路先も普通に就職したり大学に行く生徒達がほとんどです。

そんな中、私の上半身は一番重度で今までの養護学校と違って、もうカルチャーショックの塊でした。

 

障害者教育の歴史

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1979年に養護学校は義務化になりました。

寝たきりのような重度障害者も義務化によって養護学校あるいは特殊学級に行けるようになりました。

それから先生達も養護教育というものを熱心に考えていくことになったのです。

 

それまでのCPなどによる重度障害のある子供は、学校どころか外に出ることも困難でした。

 

2000年には、今の特別支援教育というものが生まれました。

普通学級にいるようなLDやADHDなど「自閉症」も増えた為です。

「自閉症」というものにも様々な特徴がありますが、ここではCPを主としているので省略します。

 

今まで養護学校で先生たちが培ってきた特殊性の教育を、

今度は特別支援学校としての専門性に生かして、普通学級の先生に教えるということになりました。

先生たちも最初は戸惑いながらも受け入れるしかありません。

昔のように、勉強はほとんど出来ない生徒が多く重度心身障害児と言われる生徒がほとんどです。

先生達、大人の声しかしない学級も多くなっています。

この生徒達は、障害種別を肢体不自由か知的障害か、どちらなのかを誰が決めるのか?という問題もありますが、

特別支援学校は複数の障害種別を一緒に通わせることができる利点があります。

しかし一方、養護の先生達は様々な生徒の障害の対応で多忙になりました。

 

そして、以前の機能回復訓練も今では訓練という言葉はありません。

自立活動という名称になり、その中に動作学習感覚学習と分かれています。

この自立活動とは、先生の他動的な動きや力ではなく、自分の意図での動きでコントロールします。

先生はあくまでも支える感覚といった感じでしょうか?




ここで覚えておきたい言葉があります。

ADL:日常生活動作(食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など)をなるべく1人で行えるようにという考え

そして、

QOL:周囲の人達の力を借りて生活の質を高めるという考え

です。

昔は、ADLが主でした。

いかに「自分のことが自分で出来るか、社会に出た時にいかに自分で出来るようになっているか」が大事とされ、

機能回復訓練に励む生徒も多かったのです。

しかし大人になって体を酷使するにつれ負担も大きくなった結果、 CPの二次障害などへとつながるようになってきました。

ですので、現在の障害者学はQOLが基本となっています。

 

親や子供も特別支援学校を毛嫌いしないで!

親の見栄や世間体、または、その子が特別支援学校なんて嫌だという理由で無理矢理、普通校に行かせることがあります。

しかし、特別支援学校は障害教育に熱心な先生も多く、普通校よりも細かな対応をしてくれます。

親はその子に合わせて選択できる順応性を持ってほしいと私は願います。

私は特別支援学校があることには賛成ですので。



まとめ

・CPなど障害を持つ子供達は自分に合った様々な教育を受けられる。

・特別支援学校へ行くには障害者手帳が必要。

・ADLからQOLの時代へ。

・特別支援学校は障害教育に熱心な先生も多く、普通校よりも細かな対応をしてくれるので親はその子に合わせて選択できる順応性を持ってほしい。

 

CPや障害を持つ子供達に合った教育を受けられる世の中になっています。

最善の選択をして、子供達の心を育んで欲しいと思っています!




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