脳性マヒ(CP)の女性は子供を産める可能性はあるの? - 暮らし快適通信

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脳性マヒ(CP)の女性は子供を産める可能性はあるの?

      2017/08/11

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最近はよく、脳性マヒ(CP)の人や障害がある人も街で見かけられるようになりましたね。

さて、CPの女性は身体障害がありながら子供を産むことは可能でしょうか?




答えは、月経があればどんなCPの女性も可能です。

また、CPは遺伝しません

 

ドキュメンタリー番組ではよく、寝たきりや重度CPの女性の出産、子育てをテーマとして取り入れられるようになってきました。

でも、まだまだ認知度は低く、稀なケースのようになっているのは確かです。

しかし私の友人達では、CPで子供を産んでいる人達はたくさんいます。

私の場合

CPで筋緊張の強い私は、30才に企業を退職し38才の時に結婚、その年に妊娠、翌年に出産し、現在5才になる娘がいます。

胎児の体が形成される13週目ぐらいまでは今まで服用している薬もストップすることになり、

つわりはもちろん強い筋緊張と不眠と便秘で苦しみましたが、

主人や周囲の人の助けで、13週目を迎え、少しは薬を服用しても良くなりました。

ただ、つわりと便秘はひどくて食事もまともに摂れませんでしたから、サプリメントなどで栄養を補っていました。

食糧難の昔はよく、「栄養をつけないと!」という時代でしたが今は、

どちらかというと「肥満の人で栄養過多になると妊娠中毒症になりやすい」ということで、

食については食べられる時に食べればいいとのことです。

医師は、早産になるかも知れないとのことで、途中で胎児の体重があまり伸びなかったりして心配しましたが、

予定月近くまでお腹にいてくれ、お腹を蹴ってくれたりして元気なことをアピールしてくれていました。

破水して3日間、陣痛促進剤を投与したものの子宮口はあまり開かず、結局、帝王切開となりました。

今思えば、筋緊張が強くて子宮口も開きにくかったのかも知れません。

でも、2280gの娘と対面した時は、号泣しました。




妊娠中毒症は危険!

私はどちらかというとやせ型でしたが、肥満の人は「妊娠中毒症」になりやすいのです。

妊娠中毒症とは、妊娠前にはなかった様々な異常が起こります。

主に、高血圧・蛋白尿・むくみなどの症状ですが、最近では「血管の病気」ともいわれ、その中心が高血圧です。

「妊娠中毒症」になると、お母さんもお腹にいる赤ちゃんも危険な状態になります。

ですので、肥満を防ぎ、普段から食事に気をつけバランスの良い食事を心がけて下さいね。

 

サプリメントで栄養を補う

もし、つわりで食べられない人の為に薦めたいサプリメントは、、葉酸・食物繊維・カルシウム・鉄・ビタミンです。

特に、葉酸は胎児の「二分脊髄症」という障害を防ぐとされています。

食物繊維は便秘予防、カルシウムは骨(妊娠時は特に歯)を強くさせ、

鉄は力となり、ビタミンは体の機能を保ち健康的な生活を送るために必要な栄養素です。

 

子育ては一人でできない

こうして辛い時もあった妊娠中を越えて、産まれてきた尊い命をCPの人達はどうやって守っていくのでしょうか?

それは様々な人達の手助けによって、赤ちゃんと一緒に育っていくんです。

よく「赤ちゃんを育てる」という言い方をしますが、

私はこの言い方はあまり好きではなく、「親は赤ちゃんと共に育っていくもの」だと思っています。

周囲の人達や赤ちゃんにも協力してもらいながら、私達が親としてどこまで成長できるのかを試されていると思っています。

これはCPの人だけではなく健常の人にも言えます。

「赤ちゃんが1才なら親も1才」、子供と共に親も成長していく、そこには様々な周囲の人の手助けが必要です。

CPの人は物理的に手助けの量が多いのです。

色んな人に助けられながら生きていることを知った赤ちゃんは、きっと心も豊かになっていくでしょうね。




父母と娘 ~私達の体験~

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私は生活のことを考え、オッパイは入院している時だけで、

退院する時には助産婦さんにオッパイを止めてもらい、退院したら粉ミルクにチェンジしました。

3時間おきの授乳は、赤ちゃんのいるお母さんなら大変なことをご存知だと思います。

主人とヘルパーさんの協力もあって、

3時間から5時間おきになった時は、睡眠時間も長くなっていき、少しは楽になりました。

私は抱っこが出来ませんから、代わりに股の間に挟んでもらって抱っこ代わりにしました。

 

離乳食が始まると、ヘルパーさんに多めの量を作ってもらい、製氷機で凍らせて、毎日作る手間を省きました。

野菜はすり鉢ですっておかゆに混ぜて主人やヘルパーさんが食べさせてくれます。

慣れれば肉や魚も細かくゆでて、製氷機に「肉と野菜コース」と「魚と野菜コース」に分けて冷凍して交互に食べさせてくれました。

よちよち歩くようになれば、部屋の中も気を付けながら、ヘルパーさんと3人で散歩にも出かけました。

 

3才から保育園に行かせてもらえるようになって、5才になった今も娘は伸び伸びと成長してくれています。

常に家にはヘルパーさんがいてくれるので、人見知りが全くありません。

外に出ると、知っているおじさんやおばさん達が声をかけてくれますし、

お母さんがCPということで、他の障害のある子や人に壁がありません。

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私達夫婦は、親としてはまだまだ道半ばです。

娘に教えてもらいながら、親として特訓中です。

親の障害の有無にかかわらず、我が子との長い長い道のり、そこに喜びや楽しみを見出すことが出来ればいいですね!

そしてCPの人や他の障害の女性が、もっと結婚・妊娠・出産が出来る環境を望んでやみません。




まとめ

・月経があればどんな脳性マヒ(CP)の女性も妊娠・出産可能

・CPは遺伝しない

・「妊娠中毒症」は母子ともに危険!バランスの摂れた食事で肥満を防ぎましょう

・つわりで食べられない人の為に薦めたいサプリメントは、葉酸・食物繊維・カルシウム・鉄・ビタミン

・CPの人に限らず、様々な人達の手助けによって、親は赤ちゃんと一緒に育っていく

私達が親として、どこまで成長できるのかを試されている

 - 脳性麻痺