脳性マヒ(CP)の筋緊張って普通の緊張とは違うの? - 暮らし快適通信

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脳性マヒ(CP)の筋緊張って普通の緊張とは違うの?

      2017/08/11

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皆さんは緊張するとどうなりますか?

激しいスポーツや長時間の立ち仕事、デスクワーク、育児など様々な原因で起こる日常の肩こりや腰痛、眼精疲労で困ったりすることがありますよね。

これは運動中に起きる筋収縮により、筋肉の酸素供給が間に合わなくなり、エネルギー源のブドウ糖が不完全燃焼を起こし、乳酸のカスが筋肉にたまります。

そして筋肉が縮むと血行が悪くなって緊張(疲労)を感じるんです。

ちなみに、スポーツ選手などはハードに筋肉を使うと湿布やエアーサロンパスなどで少しでも痛みを緩和させようとしますよね。

でも、休ませれば元の体に戻ります。

 

脳性麻痺(CP)の筋緊張とはそういう健常者の人の緊張とはちょっと違うんです。

それではCPの筋緊張というのはどういうものなのでしょうか?

普通の緊張とは何が違うのでしょうか?




CPの筋緊張

脳の運動を司る機能が損傷すると人は筋肉を正常に動かすことができなくなります。

筋緊張とは、身体の動きをコントロール出来ず常に硬くなることを意味します。

ですのでCPの筋緊張は一般的な緊張とは違います。

この筋緊張に左右されて、重度CPの場合だと呼吸困難になったり、寝たきりでも筋緊張は持続しているので、手足や体幹は筋肉がむき出しの体となります。

残念ながらこのような重度CPの子や人は、薬を飲むことも困難な場合が多く、緊張緩和の手立てはマッサージをするなどしかありません

 

私の場合①

30代前半まで独歩だった私は歩くたびに付随運動(自分の意志と関係ない動き)で激しく揺れる体がイヤでしたし、電車内で座ると前の人にジロジロ見られるのがイヤで体が動かないように自分で緊張させて下を向き寝ているフリをしていることが多かったのです。

そのため、家に帰ると体のありとあらゆる筋肉が痛むようになりました。

しまいには歩いて出かける時、アルコールを少し飲んで緊張緩和をさせてから出かけるようになりましたがそれも長くは続けられませんでした。

病院へ行き、緊張緩和剤をもらって服用し、退職後は独歩も控えめにし、制度を利用して車椅子の申請を行い、外出時はヘルパーさんに車椅子を押してもらうようになりました。

薬と車椅子のため、以前より気持ちは楽になりました。

 

CPの筋緊張と不眠症の関係

筋緊張の強いCPの人達の多くは、その筋緊張のせいで夜の寝つきが悪い、いわゆる「不眠症」の人が多いのです。

これは常に持続した筋緊張により、目を閉じてリラックスした状態が困難なため眠りを妨げるといったものです。

 

私も小さい頃からその傾向でしたが、その頃は「不眠症」で薬を飲むとクセになると思いこんでいたし、両親にも「2~3日眠れなくても死なないから」とよく言われたものでした。

しかし、筋緊張も強くなる一方で、眠れないとあくる日にこたえるようになりました。

そして、先程、病院で緊張緩和剤をもらったように眠剤を加えてもらうようになりました。

このようにCPの筋緊張が強い人は「不眠症」になる人が多いのです。

 

アルコールで筋緊張緩和

コチラの記事や私の場合①にも少し書きましたが、

大人になれば筋緊張が辛くて痛い時に飲酒し、リラックスな状態になることで筋緊張は和らぐため酒豪になる人は多いです。

ただ飲酒で体の動きが柔らかくなることはありません。

あくまでもその時だけ楽になるものです。

 

私の場合②

主人はあまり飲酒しない人なので、私が飲酒することも好きではありません。

私が酔うと足腰がふらついて迷惑をかけるからです。

だから、晩酌も1人で一杯程度になりました。

今は薬も服用しているので何とかなっていますが、主人と一緒の外出時はちょっと辛い時があります。




まとめ

・筋緊張とは一般的な緊張とは違い脳の運動を司る機能が損傷し筋肉を正常に動かすことができなくなるため、常に硬くなる状態を言う。

・重度CPの子や人は薬を飲むことも困難な場合が多く、緊張緩和の手立てはマッサージをするなどしかない。

・筋緊張が強いとその影響で夜の寝つきが悪くなり「不眠症」になる人が多い。

・大人のCPの人は、筋緊張が辛くて痛い時は筋緊張を和らげリラックスするために飲酒する人が多い。

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このCPの筋緊張とは生きている限り付き合っていかなくてはなりません。

ですので、出来るだけ筋緊張を自分の中で受け入れ、

筋緊張と仲良くなれば気持ちもマシになるのではないかなぁと思います。




 - 脳性麻痺